化粧品展のために作成された展示品には、ツジカワの様々な技術が使用されております。
デザインコンセプトや、技術の見所などを詳しく解説しておりますので、ぜひご覧ください。

展示製品

加飾紙器

ツジカワでは、エンボスの断面形状サンプルや、彩光腐食®のパターン一覧表など、紙器サンプルは既存で数種類存在しています。

しかし、「実際製品にどう使ったらよいのか…」「どう使えば良さが引き立つのか…」「具体的な形で提示できるサンプルがあれば…」という声をいただいたことから、今回の紙器パッケージの作成を行いました。
小箱は口紅が入ることを想定し、4色セットの口紅ギフトをイメージしております。

レーザー彫刻コンパクト

コンパクトの成形金型そのものに微細彫刻を彫り込むことで、立体感や繊細な質感を演出します。

金型加工時に時間と費用は必要となりますが、後加工が必要なくなるため量産時の工程を減らすことが可能です。金型の表面に加工を施すので、以前使用していた金型を新しいデザインで再活用することもできます。

使用していない金型を使用しての、提案用サンプルの作成などもお手伝い致します。

3Dレリーフシールコンパクト

成形金型にレリーフを彫り込む場合、コンパクトそのものが立体的に仕上がるため、

細部のディティールまでこだわった高級感のある製品を作成することが可能です。しかし、金型自体を新たに作成しなくてはならない分、もちろん費用はかかってしまいます。「規格容器を使用したい」「印刷だけではなく、立体的に見せたい」

そんな想いを叶えるのが、この「3Dレリーフシール」です。

複合彫刻ジャー容器

樹脂の層とクリア層を重ねて成形することで、奥行きのある成形物を作成することができます。

クリア層があることで、柄の入ったレリーフに傷がつくのを保護でき、表面が平面になるので上からロゴを印刷したり、箔押しを行うことも可能です。今回作成したジャー容器フタの成形金型では、切削彫刻と微細レーザー彫刻を組み合わせた加工を施しています。女性の滑らかな肌や髪の毛のおおきなうねり、花飾りの大きな形状は、切削彫刻を使用することで

口紅 微細彫刻ラバーモールド

ボトルでもコンパクトでも、基本的に分割した形状で金型は作成されます。

そのため、表面に彫刻を施す場合には、成形品を綺麗に抜くために
金型の合わせ目であるパーティングライン付近の角度や深度を調整する必要があります。しかし、ラバーモールド成形では、製品と同じ形状の金型を使用し、ラバーモールドを作成することで
パーティングラインを気にすることなく全周に絵柄を配置することができます。