ダイカット(抜き加工)

海外製ユニットの短寿命を解決|機械構造の不具合を見抜き、3ヶ月連続稼働へ

課題ベアラーにすぐ焼け跡やギア目が出てしまい、いつ切れなくなるか不安で目が離せない
原因構造的な不具合2点
・加圧バランスの設計不具合:ユニットの剛性不足により、稼働時の振動や熱膨張でベアラーに不均一な負荷が集中。
・不適切なクリアランス:海外設計の基準が日本の加工精度と乖離しており、金属同士の異常接触を誘発。
解決策機械構造への長年の知見を活かし、ユニットそのものの「改造」を提案。
・ユニットの構造的な不具合がどこに生じているかを特定。
・適切な加圧とクリアランスを維持できるよう、ユニットを改造した。
・ 改善された構造の上に、ミクロン単位の平行度を誇る、高精度なツジカワ製ロールを搭載した。
効果連続稼働時間:3ヶ月(90日)以上
稼働体制:24時間連続稼働
ベアラーの状態:3か月後の焼け跡なしの平滑状態
現場の心理的負担:突発停止の不安から解放され、計画的なメンテナンスが可能

ご相談内容

海外製のユニットを導入したが、刃型の寿命が極端に短い、ベアラーにすぐ焼け跡やギア目が出てしまい、いつ切れなくなるか不安で目が離せないというご相談をいただきました。

なぜ、刃型の寿命が短くなり、ベアラーの焼けなど不具合が発生するのか?

加圧バランスの設計が悪いとユニットの剛性不足により、稼働時の振動や熱膨張でベアラーに不均一な負荷が集中してしまいます。また、設計・加工精度が低い場合、不適切なクリアランスが金属同士の異常接触を誘発してしまいます。

これらの不具合がある状態では、どんなに高品質なダイカットロールを投入しても、ベアラー部には「焼け跡」や「ギア目の摩耗」が生じ、刃型は数日、ときには最短1日で寿命を迎えてしまいます。

ご提案した解決策|ユニット全体の機械構造の見直し

ユニットの構造的な不具合がどこに生じているかを特定し、 適切な加圧とクリアランスを維持できるよう、ユニット改造を実施。改善された構造の上に、ミクロン単位の平行度を誇る、高精度なツジカワ製ロールを搭載した。

導入後の変化

  • 3か月以上、24時間連続稼働
  • 稼働後3か月後も焼け跡無しの平滑状態を保つ
  • 作業現場では突発停止の不安から解放され、計画的な面テンスが可能になった

本記事で取り上げた不具合は、今回診断した個体に固有のものであり、海外製ユニット全般の品質を示すものではありません。海外製・国産を問わず、設備は使用環境や運用条件によって状態が変わります。ツジカワは製造元や原産国にかかわらず、現物の構造を見て診断・改善提案を行っています。