ソリューション
SOLUTIONS
印刷・印字・刻印
天地セットミスの物理的防止策:活字の非対称化とホルダー追加工
| 課題 | ホルダーに活字をセットする際、天地(上下)を間違えてセットしてしまい、印字不良や判別エラーが発生していた。 |
|---|---|
| 原因 | 活字の形状が天地対称になっているため、逆向き(反対)になってもホルダーにセットできてしまっていた。 |
| 解決策 | 活字を天地非対称の形状で作成し、ホルダーもその非対称の形状に合わせて追加工をした。 |
| 効果 | 物理的に天地間違いが起こらなくなった。また、ホルダーは新規作成ではなく追加工のみで対応できたため、改善費用も削減できた。 |
ご相談内容
活字の天地を間違えると、判別エラーが起こってしまうので、天地の入れ間違いを防ぎたいというご相談がありました。
なぜ、活字の天地を間違え、判別エラーが引き起こされるのか?
天地の間違いが発生し、それを防げなかった背景には、「活字の形状」と「セット作業時の判別の難しさ」という要因が絡み合っています。
最大の原因は、活字の形状が直方体で作られていたことです。
物理的な制約(ガイドとなる凹凸、切り欠きなど)がないため、正しい向きだけでなく、上下が逆(反対)になった状態であっても、ホルダー側がそのままスムーズにセットできてしまう構造になっていました。
また、任意の文字をホルダーにセットする際、正しい向きかどうかの確認を作業者の目視や注意のみに依存せざるを得ない状況でした。
小さな活字の天地を作業ごとに正確に確認するのは難しく、人間の注意力の限界による「入れ間違い(セットミス)」がどうしても発生しやすい環境でした。
このように活字が誤った向きのまま機械が稼動し、最終的に製品の「判別エラー」を引き起こすという重大なトラブルへと直結していました。
ご提案した解決策|物理的に天地間違いを不可能にする組み合わせ提案
活字自体の形状を、天地非対称(切り欠きなどで上下異なる形)に変更して作り直しました。これにより、正しい向きでしかセットできない物理的な制限を持たせます。
また、新しく非対称形状にした活字を受け入れられるよう、現在使用しているホルダー側にも削りなどの追加工を施しました。



導入後の変化
- 天地間違いの完全な防止(ポカヨケの実現)
- 結果として、セットミスに起因する印字不良や、後工程での判別エラーを未然に防ぐことができた。
- 既存のホルダーに「追加工」を施すだけで対応できるため、ホルダーの作成費用を大幅に抑えることができた。
