積層痕の消し方3Dプリンターの 積層痕 を消したい!3Dプリンター製品の仕上げについて
積層痕 (せきそうこん)とは3Dプリントされたオブジェクトの表面に見られる層状の筋やラインのこと。積層痕 は3Dプリンターならではの現象のため、成形品を模したモックアップや、つるっとした表面が求められるキャラクターのオブジェなどを作るときにはまず『積層痕をどうやって消すか』がカギになってきます。
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「積層痕」の仕上げ方
3Dプリンターで造形したものをツルツルの表面にしたい場合には、
- 積層痕を削って磨く
- 積層痕を埋める
どちらかの後加工を行うことで、理想の仕上がりに近づけていきます。
積層痕 を削って磨く
ツジカワが保有している、精密でフルカラー造形が可能な『J750』は、
色がついた状態で造形できるので、樹脂の色味を活かすためにも「積層痕を削って磨く」ことが多いです。
積層痕を埋める
ツジカワが保有している、大型造形が可能な『Massivit』や『FDM方式3Dプリンター』は、単色で造形するので、後から塗装で色を付けていきます。
その際、任意の塗装を行う前に「積層痕を埋める」ことが多いです。
積層痕を活かす
実際の商品を模したモックアップやキャラクターの造形物などでは、凹凸のないつるっとした仕上がりが求められることが多いため、「埋める」「削る」といった仕上げの作業を行うことが多いです。
しかし、積層痕は3Dプリンター独特の表現でもあり、それが良いとされることもあります。以前ツジカワが携わったアート作品では、積層痕を活かした表現がなされました。
「積層痕」は3Dプリンターならではの現象のため、見落としてしまいがちな部分ではありますが、きちんと特性を理解して仕上げていけば何の問題もありません。
思ってたよりややこしいな…と思って3Dプリンターを敬遠してしまう前に、ぜひぜひツジカワまでご相談ください!