試作から量産への移行、受注量が増え生産性を上げたい、というタイミングで検討していただきたいダイカットロール。
改めて平抜きとの違いや、ダイカットロールの様々な用途を紹介します。

ダイカットロール(ロータリーダイカッター、ロータリーダイ、ダイロールカッター)とは?

インモールドラベル用ダイカットロール
フェイスマスク用ダイカットロール

ロータリー方式で使用するロール形状の刃型のことです。
平版を機械で上下に動かす平抜き加工からダイカットロールによるロータリー方式への切り替えにより、高速かつ安定した連続加工を実現し、生産性の大幅な向上に繋がります。

ダイカットロールにおいて ネックとなるのは 「抜き加工後のバラバラになった製品をどう集積、搬送し、どう回収するか」 が 課題です。そこを解決できればロータリー方式での生産性向上が実現できます。

ロールtoブランクで生産性向上、抜き精度を高めたい皆様、ツジカワのダイカットロールをお試しください!パートナーとして一緒に考えていきましょう!

ロータリー方式を採用している分野】
・医薬・化粧品:フェイスマスク(シートマスク)、貼り薬
・包装・食品 : パウチ包装、軟包材個包装、紙カップ、紙パック(液体カートン)、コーヒーフィルター、インモールドラベル、菓子
・資材・工業 : フィルム部材、バッテリー関係

【主なカット資材】
・紙、不織布、フィルム、アルミ 等

ツジカワのダイカットロールでできること

ツジカワでは様々な業界で使用されるダイカットロール(ロータリーダイカッター)を50年以上にわたり製作してきました。刃先を知り尽くした技術力でお客様から選ばれ続けています。
ツジカワの強みは、刃先に対しての提案力(刃の形状・表面処理)と、長寿命化を実現するミクロン精度での加工技術にあります。

現在ダイカットロールをご使用されている中で、「歩留まり改善」、「品質のばらつきを抑えたい」、「ロールのメンテナンス頻度を下げて、設備停止時間を削減したい」 など お悩みがあれば、設計を含めた解決策をご提案いたします。

ツジカワ製ではないロール・ユニットに関するお困りごとにもお応えします。
まずはお気軽にご相談ください。

平抜き加工とダイカットロール加工の違い

項目平抜き(プレス/レシプロ方式)ダイカットロール(ロータリー方式)
加工方式上下運動による打ち抜き回転しながら連続打ち抜き
加工スピード比較的低速
(間欠送り:送りと停止を繰り返す)
高速・連続生産が可能
対応ロット小ロット・多品種中〜大ロット
騒音・振動大きい平抜きより小さい
得意分野試作・多品種少量大量生産・連続加工・高生産性

*ツジカワでは平抜き用の刃型(平刃)も製作可能です。お客様の設備、生産ロットに合わせて設計、提案致します。また、試作は平刃、量産はダイカットロールへ という場合も スムーズに移行できるようトータルで対応できるのがツジカワの強みです。

アンビルロールもツジカワ!

アンビルロールとは、ダイカットロール・エンボスロールに対してまな板のような役割を担うロールです。
ロールの性能を活かすためにはアンビルロールにも精度が求められます。
ミクロンレベルの振れ精度で仕上げるツジカワのアンビルロールは、ダイカットロールの長寿命化に必要不可欠な製品です。

ダイカットロールの使用事例をご紹介!

フェイスマスク用

平圧式でも生産されるフェイスマスクですが、ダイカットロールを使用することにより生産効率が上がり、コストダウンにつながる代表的なアイテムです。吸引機能があり、目・口の不要部は回転を止めることなく排出可能で、後工程の手間も削減します。

目と口の部分:穴に吸引機能

不織布マスク用

プリーツタイプや立体マスク等、オリジナル形状での変形カットはダイカットロールが最適です。
不織布の毛羽立ちを抑える刃先形状をご提案しています。

プリーツ型
立体型
ダイヤモンド型

衛生材料(おむつ、生理用ナプキン)用

形状をカットする場合にダイカットロール、 模様をつける場合や重ねた資材を貼り合わせる場合に
エンボスロールが使用されます。設備の生産スピードも他の業界よりも速く、資材も厚みがあるため、ロールには耐久性が求められます。

ダイカットロールでは刃の角度・刃幅・出量の設定、エンボスロールではパターン断面形状の設定がポイントとなります。

エンボスロール

パウチ、軟包装用

外形をRカット等の変形にカットしたい場合に使用されます。外形カットだけでなく、ノッチ(Iノッチ、Vノッチ)、ハンガーフック、ミシン目等を同時に加工できるため、機械の省スペース化に貢献します。トリム(抜きカス)も吸引で処理できます。

ドリップコーヒー・ペーパーフィルター用

ペーパーフィルター、ドリップバッグの取っ手のような複雑な形状もツジカワのダイカットロールなら精度高くカット可能です。

紙製マドラーや紙製コースターなど厚紙カット用

2㎜の厚紙でも、ロータリーで継ぎ目なく、様々な形状にカットできます。紙製コースター、紙製スプーン、紙製マドラーなど市場のニーズに合わせた商品を作ることができます。量産に適しており、コストダウンに貢献します。商品タグの丸穴の抜きも入れ駒・サクション機能付きでカス回収+効率化が可能です。

インモールドラベル用

インモールド成形では、容器成形と同時にラベルを融着します。
そのため成形時の位置ずれやラベルのカットミスは厳禁、カット精度は非常に高いものが要求されます。

インモールドラベル用ダイカットロール

紙カップブランクカット用

紙カップ側面部のブランクカットに使用されます。千鳥配置にすることで紙の取り合わせロスを減らすことができます。紙コップやカップ麺・ヨーグルトなどの容器に使用されており、プラ容器からの切り替え需要が増えています。

カップ麺容器ダイカットロール

FAQ(よくあるお問い合わせ)

Q. 製作期間はどれくらいかかりますか?

A. 材質、ロールサイズ、パターン形状、表面処理等の条件で変わります。
例)材質:SKD11 / ロールサイズ:全長500*φ130 / 表面処理無しの場合、図面ご承認後、約5~6週間で製作可能です。

Q. 最大サイズはどれくらいですか?

A. 直径:400φ  長さ:1,700㎜ 、パターン幅最大:1,400㎜ 重さ:850㎏
※他サイズも対応可能な場合がございます。ご相談ください。

Q. どのような材質で作れますか?

A.各種鋼材(ダイス鋼、ハイス鋼、超硬)*その他材質はご相談ください。

Q. どのような表面処理ができますか?

A.無電解ニッケルメッキ、TiNコーティング、HCrメッキ、窒化処理等

Q. 他社製のロールでもメンテナンスや修理をしてもらえますか?

A.問題ありません。メンテナンスをさせていただく中で、長寿命化やメンテナンス頻度を下げる提案も可能です。費用を最小限におさえたメンテナンス、修理も提案致します。

Q. どんな素材のダイカットロールでもメンテナンスや修理をしてもらえますか?

Q.  どんな素材のダイカットロールでもメンテナンスや修理をしてもらえますか?

A.出来る限り対応致します。最近では超硬のダイカットロールのメンテナンス実績も増えています。

Q. テストカットしてもらえますか?

A.はい。テストカット機がありますので対応可能です。資材の厚み、希望カット形状を確認させて頂ければ、最適なロールがあるか確認させて頂きます。お気軽にご相談ください。

Q. ユニットなど、周辺設備も一緒に設計してもらえますか?

A.はい。ロールの性能を最大限に活かすためのユニットを設計いたします。長年蓄積された経験・知識からロールの性能、寿命を最大限引き出します。

ユニット紹介ページはこちら→https://www.tsujikawa.co.jp/skill/cut/unit-frame/

おわりに

ツジカワ株式会社は大正10年(1921年)に創業して以来、彫刻技術をもって多くのお客様に高品質の製品を提供してきました。常に社会やお客様のニーズに応えてきたこの100年余りの間、様々な挑戦により技術を継承し、新たな技術を生み出してきました。この挑戦の繰り返しの歴史が今のツジカワをつくり、そしてこれからの100年も「彫刻技術で世の中を美しく快適にし、人々の心と暮らしを豊かにすること」を使命として、進化と挑戦を行ってまいります。

お客様のご要望(用途、材質など)をに応じてダイカットロールとその周辺設備をオーダーメイドでご提案いたします。
まずは 問い合わせフォームからお気軽にお問い合わせください!