注目技術!ダイカットロール・製菓用カットロール【FOOMA 2025レポート】
6/10(火)~13(金)に東京ビッグサイトで開催された「FOOMA JAPAN 2025 ~世界最大級の食品製造総合展~」が無事、盛況のうちに終了いたしました!
ツジカワは今年が初めてのFOOMA JAPANへの出展でしたが、規模も大きく来場者も多く、とても活気に溢れた展示会でした。
ツジカワブースを訪れていただいた方々、展示に際してご協力いただいた各企業様、関係者の皆様、本当にありがとうございました!!
そして、ご来場が叶わなかった方々にも見ていただけるよう、展示会の模様をお届けいたします!

木のぬくもりあふれる店内をイメージしました。
生産効率抜群!ツジカワのダイカットロール
これまで多くご紹介してきた箔版やエンボス版は板状のため、機械で上下に動かすことで加工を行います。
しかし、もっと高速に!大量に製造がしたい!!そんな時に使うのが、ロール状の金型「ダイカットロール」。
回転しながら加工を行う金型です。
上下運動に比べるとストロークがない分、加工スピードが早いため、ロット数が多く、より生産効率を求められる現場で活躍します。
ロールが回転して加工を行うため、製品が一定のスピードで流れ、上下運動の加工と違い製品を止める必要がありません。機械設計が簡単かつコンパクトにできるというメリットもあります。
包装・包材、衛生材料、ラベルシールなどに多く使用されてる技術です。
ツジカワでは、各種ダイロールを手掛けております!
スナック菓子や米菓に! 製菓向け生地カット用ロール
様々なシート状の生地のカット、エンボス加工が可能です。
コーティング&一体型で、清掃やメンテナンスも容易に行えます。

マドラーやコースターなどカトラリー製品の加工に大活躍! 厚紙用ダイカットロール
2㎜の厚紙でも、ロータリーで継ぎ目なく様々な形状にカットが可能なダイカットロール。
脱プラ対策にプラスチック製スプーンから紙スプーンへの切り替えや、木を使用していたマドラーなどの製品の代替としてもご使用いただけ、加工速度の向上によりコストダウンに貢献します。


インモールドラベルとは樹脂容器の成形時に熱融着させるラベルです。

この扇型1つ1つがカップ麵の容器になります。
紙カップ ブランクカット用パンチング型

ダイカットロールを使用しない、機械で上下に動かすことで加工を行うことのできる金型です。
最適なクリアランスで凸と凹の金型を作製することで、紙を挟み込み綺麗にカットすることが可能です。皆さんお使いの穴あけパンチの応用です。
切れにくいフィルムも手でまっすぐカット! 易開封(いかいふう)ミシン刃ユニット
「易開封(いかいふう)」とは「容易に開封できる」ということ。
「ミシン刃」とは、刃部(切るところ)と谷部(切らないところ)が交互に配置された刃物のことです。
そして「ユニット」とは、ダイロールがセットされた筐体のこと。
このユニットは、商品を包装した袋がまっすぐに開封できるように、袋に断続的な切れ目を多数入れるために使われます。


加飾と断熱を同時に実現! 猫の肉球を模したエンボス平圧型
コンビニでホットコーヒーを買ったとき、表面がデコボコした紙コップを触ったことはありませんか?
紙コップの表面にエンボス加工(デコボコ)を加えることで、熱い飲み物も、コップの表面が熱くならず持ちやすく、中身は冷めにくくなる機能を持たせることができます。
加飾用金型も手掛けるツジカワだからこそ、オリジナルデザインの提案も可能です。今回展示したのは板状金型ですが、エンボスロールにすることも可能です。

ここにも猫?!3Dプリンター製ラテアート
猫の肉球紙コップの中には、2種の猫のラテアートが!
本物と見間違うクオリティですが、これは精密フルカラー3Dプリンターで造形したプレートです。ラテアートの画像もツジカワオリジナル。画像作成から3Dモデリング・3Dプリントまで、一貫して製作が可能です!

梱包機・カートナー印字用活字刻印
製品の使用期限、賞味期限、製造年月日、ロット番号など、さまざまな種類の数字や記号を印字するための金型を製造しています。
文字1つからでも、オリジナルフォントでも対応可能です。既存ホルダーに合わせての設計、ホルダー自体の製作も可能です。

卓上パッド印刷機「SMART PAD 50」
小型設計で卓上使用ができるうえ、コンプレッサ不要の高精度なナビタスマシナリー製パッド印刷機「SMART PAD」が更に進化!
より大きい版サイズに対応できるようになり、シリコンパッドの上下速度や位置調整もタッチパネルで設定できるようになった「SMART PAD 50」。一般的な家庭用電源(AC-100V)で使用可能なため、小規模な作業場や研究室などでもご利用が可能です。


環境配慮のバイオマスインキ「PAD-Bio ink」
植物由来の資源を原料の一部に使用した、パッド印刷用バイオマスインキ「PAD-Bio ink」
環境に配慮したインキへのニーズに応え、全10色をラインナップ!従来のインキと同様の品位、発色、耐久性で使用できます。
バイオマスマークが利用でき、環境への取り組みもアピール出来ます。

以上、「FOOMA JAPAN 2025 ~世界最大級の食品製造総合展~」にてツジカワが展示した製品をご紹介しました!気になる製品があればぜひHP問い合わせフォームからお気軽にお問い合わせください!
ツジカワブースを訪れていただいた方々、展示に際してご協力いただいた各企業様、関係者の皆様、本当にありがとうございました!!